SOUL AVATAR DEEP READING

No. 48

辛亥 かのと・い

清らかな水に磨かれる霊性の彫刻師

人生の半ばを過ぎたあたりで、ふと立ち止まる瞬間がありますよね。
これまで自分が何を選んできたのか、その選び方は果たして自分のものだったのか。
鏡を見て、ここまでよくやってきたと思う日もあれば、まだ自分のかたちがよくわからないと感じる日もあるのではないでしょうか。

あなたという人には、生まれたときから備わった性質があります。
それは長所でも短所でもなく、ただそこにある手触りのようなもの。
この鑑定書では、あなたの魂のかたちを一つの像になぞらえて、そっと言葉にしていきます。
読み終えるころ、あなたが少しだけ自分にやさしくなれていたら、それでじゅうぶんです。

では、始めましょう。

【魂のルーツ】

あなたという人を像にたとえるなら、静かな水のそばに置かれた、丁寧に磨かれた一体の彫刻のようです。派手な彩色はありません。
けれど近づくほどに、その表面のなめらかさ、奥に通った清らかさが伝わってくる。清らかな水に磨かれる霊性の彫刻師、それがあなたの魂の姿です。

子供のころを思い返してみてください。にぎやかな輪の中心に飛び込んでいくより、少し離れたところから、その場の様子をじっと眺めていた覚えはありませんか。
誰がいちばん悲しそうにしているか、誰が無理に笑っているか。言葉にされる前の気配を、あなたはなんとなく感じ取っていたはずです。

この性質の方とお会いすると、「昔から人の顔色がよく見えてしまって」という言葉をよく聞きます。それは気の弱さではありません。
あなたの内側には、人の心の奥にあるものをそっとすくい取る感受性が、はじめから備わっているのです。鋭いのに、とげとげしくない。
見抜いているのに、それを武器にしない。その静かさが、あなたの品をつくっています。

幼いころのあなたは、案外、甘えん坊だったのではないでしょうか。本当はもっと近づきたいのに、なぜか一歩引いてしまう。
心の中はやわらかく、純粋なものへの憧れでいっぱいなのに、それを表に出すのが少し下手だった。その不器用さは、今のあなたの中にも、たぶんまだ残っています。

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