SOUL AVATAR DEEP READING

No. 35

戊戌 つちのえ・いぬ

土に眠る黄金を掘り当てる錬金術師

人生の半ばまで来て、ふと立ち止まる時間が増えていませんか。
これまで懸命に歩いてきて、それでもどこか、自分という人がまだよくわからない。
そんな感覚を抱えている方に、この鑑定書を届けたいと思います。

あなたの魂には、生まれたときから決まった手触りがあります。
それは長所や短所という分け方では捉えきれない、もっと深いところにある質感です。
この鑑定書では、その質感をひとつの姿に置き換えて、ゆっくり眺めていきます。

急いで答えを出す必要はありません。
読みながら、思い当たることに小さくうなずいたり、少し首をかしげたりしてくださればそれで十分です。
あなたの中に眠っているものを、これから一緒に掘り起こしていきましょう。

【魂のルーツ】

子供の頃、みんなが同じ遊びで盛り上がっているとき、あなたは少し離れた場所にいませんでしたか。輪に入れなかったのではありません。
入らないことを、自分で選んでいた。ひとりでいる時間に、不思議と落ち着きを覚えていた方だと思います。

土に眠る黄金を掘り当てる錬金術師。あなたの魂をそう呼びたくなるのは、誰にも見つけられない場所に、ひとり静かに分け入っていく性質を、ずっと持ち続けているからです。

決められた道を歩くのが、昔から少し窮屈でした。「みんながこうしているから」という理由が、あなたの中ではうまく根を張らない。
それよりも、自分の感覚で「こっちだ」と思える方へ進みたい。たとえ遠回りでも、誰も通らない道でも、自分の足跡をつけたほうが落ち着く。
そういう子だったのではないでしょうか。

一度何かに夢中になると、まわりが見えなくなるほど深く入り込んでいく。これも幼い頃からの手触りです。
決して飽きっぽくはなかった。むしろ逆で、ひとつのことを掘って掘って、底まで届くまでやめられない。
その集中の深さを、まわりは「変わった子」と呼んだかもしれません。けれど、あなたにとっては、それがいちばん自然な息の仕方だった。

集団の中で歩調を合わせるのは、得意ではなかったはずです。号令に合わせて動くより、自分の頭で考えて納得したほうが動ける。
物事の理屈を、自分なりに筋道立てて理解したい。だから少し理屈っぽいと言われたこともあるかもしれません。
でもそれは、世界をいいかげんに受け取れなかったというだけのこと。賢さの形のひとつです。

そうして自分のルールで生きてきたあなたには、独特の静けさがあります。にぎやかな場所にいても、心のどこかは一歩引いている。
その引いた位置から、世界をよく見ている。

ただ、ひとつだけ。

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