【魂のルーツ】
あなたという人を最初にひとことで言うなら、まわりがほうっておけない人、になります。
子どもの頃を思い出してみてください。輪の中心で声を張っていたわけではないのに、気づくと誰かがそばに来ていた。
困っている子がいれば自然に手が伸びた。意地悪をされても、なぜか相手のことまで気にかけていた。
そういう子だったのではないでしょうか。
押し出しが強いわけではありません。むしろおっとりして見える。
それでいて、人が寄ってくる。これは不思議なようでいて、あなたの芯にあるやわらかさが、まわりにそのまま伝わっているからです。
誰からも愛されるという言葉は、努力して勝ち取るものではなく、あなたの場合は最初からそこにあった性質でした。
学校でも職場でも、頼まれごとが集まってきたはずです。あなたなら断らない、あなたなら聞いてくれる。
そう思われる。実際、あなたは聞いてしまう。
相手の表情がほっとゆるむのを見ると、自分まで少し満たされる。その循環の中で、長いあいだ過ごしてきたのではないでしょうか。
そこには、どこか古風なまっすぐさも混じっています。義理を欠くことを嫌う。
受けた恩は覚えている。約束を軽く扱わない。
今の時代には少しまぶしいほどの律儀さが、あなたの振る舞いの底に流れている。
人に好かれる理由は、愛想のよさだけではありません。この芯の通った誠実さを、まわりはちゃんと感じ取っていました。
ただ、ひとつだけ。