SOUL AVATAR DEEP READING

No. 27

庚寅 かのえ・とら

見果てぬ夢へ駆け続ける一匹の白虎

人生の中盤に差しかかると、ふと立ち止まる瞬間が訪れます。
ここまで走ってきたのに、まだ何かが足りない。
手にしたはずのものを数えても、心のどこかが満たされない。
そんな感覚を、あなたも知っているのではないでしょうか。

それは欲張りだからでも、感謝が足りないからでもありません。
あなたの魂が、生まれたときから少し高いところを見ているからです。

この鑑定書は、その「上を見続ける目」を直そうとするものではありません。
むしろ、なぜあなたがそういうふうに出来ているのかを、ひとつずつ言葉にしていきます。
読み終えたとき、自分を責めていた部分が少しゆるんでいたら。
そんな願いを込めて書いていきます。

【魂のルーツ】

子供の頃、あなたはきっと、目の前のものだけを見ている子ではなかったはずです。

みんなが今日の遊びに夢中になっているとき、あなたの目はもう少し遠くを見ていました。次に何が起きるのか。
この先に何があるのか。今いる場所が楽しくても、心のどこかは、まだ見ぬほうへ向かっていた。

落ち着きがない、と言われたこともあるかもしれません。けれどそれは、じっとしていられないというより、ここが終着点ではないと魂が知っていたからです。
同じ場所にとどまることが、あなたにとっては安らぎではなく、少しの息苦しさだったのではないでしょうか。

見果てぬ夢へ駆け続ける一匹の白虎は、平らな野原で寝そべる獣ではありません。いつも視線の先に、まだ届かない稜線がある。
だから足が止まらない。

大人になっても、その性質は形を変えて続いています。今の状況に満足しきれない自分を、わがままだと感じたことはありませんか。
けれど、それはあなたの目が、もともと高い位置に据えられているからにすぎません。低いものが見えないのではなく、高いものまで見えてしまう。
それだけのことです。

穏やかに見えて、内側にはいつも小さな張りがある。安住という言葉が、どこか自分のものに思えない。
周りが「これで十分」と腰を下ろす場所で、あなただけがまだ何かを探している。

その目は、ときどきあなたを疲れさせます。けれど同時に、あなたをここまで連れてきた力でもあります。
誰かが敷いてくれた道を歩くだけでは、あなたの中の何かが応えてくれない。自分の足で踏み固める場所でこそ、息ができる。
そういう質を持って生まれたのですね。

理知的で、物事の筋をきちんと見る目もあります。感情だけで突っ走っているように見えて、その奥では冷静に先を読んでいる。
だからこそ、見えてしまうものが多くて、立ち止まれなくなる。

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