SOUL AVATAR DEEP READING

No. 20

癸未 みずのと・ひつじ

湖の奥で刃を研ぎ澄ます研磨師

人生の半ばを過ぎたあたりで、ふと手を止めることがありますよね。
これでよかったのか、まだ何か残しているのではないか。
決めたつもりでも、心のどこかがまだ揺れている。

その揺れを、長いあいだ自分の欠点だと思ってこられたかもしれません。

この鑑定書では、あなたの魂を「湖の奥で刃を研ぎ澄ます研磨師」として描いていきます。
水底はいつも静かで、表からは何も見えない。
けれどその奥では、誰にも気づかれないまま、ずっと一つのものを研ぎ続けている。
その手が止まることはありません。

揺れることも、迷うことも、あなたという人の自然な姿です。
直そうとするものではなく、どう生かしていくか。
そこに、後半生の手応えが眠っています。

ここから先のページで、少しずつ確かめていきましょう。
読み終えるころには、揺れている自分のことが、前より少しだけ好きになっているといいなと思います。

【魂のルーツ】

子供の頃、何かに夢中になると、周りの音が消えていませんでしたか。

呼ばれても気づかない。ご飯だよと言われても、もう少し、と手を止めない。
一つのことに入り込むと、時間の感覚がどこかへ行ってしまう。そういう子だったのではないでしょうか。

それは飽きっぽさの裏返しではありません。むしろ逆です。
向かう先がはっきり決まったとき、あなたはとことんまで行く。中途半端なところで切り上げるのが、どうにも落ち着かない。
やるなら、自分が納得のいくところまで。そう体のほうが先に動いてしまう。

ものを並べたり、そろえたりするのも好きだったかもしれません。順番がずれていると気になる。
少し曲がっていると、つい直したくなる。誰に頼まれたわけでもないのに、です。

外から見ると、あなたはおっとりして見えます。当たりがやわらかく、声を荒らげない。
けれど内側では、いつも何かを静かに見ています。人の表情、場の空気、言葉の裏側。
穏やかな目をしながら、奥のほうは鋭い。その観察のまなざしは、ずっと前からあなたのものでした。

この静けさと集中が一つに重なると、あなたは突き抜けていきます。人が飽きてしまうところから、さらにその先まで打ち込める。
湖の奥でひとり刃を研ぎ澄ます研磨師のように、誰も見ていなくても手を動かし続けられる。邪魔な雑念が入りにくいぶん、入り込んだときの深さが違う。

そこにあるのは、生まれ持った一つの質です。能力という言葉よりも、もっと体に近いところにある癖のようなもの。
だから本人は、特別なことをしている自覚があまりないかもしれません。

ただ、ひとつだけ書いておきます。

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