SOUL AVATAR DEEP READING

No. 11

甲戌 きのえ・いぬ

愛嬌と知性を宿した孤高の越境者

ここまで歩いてきて、ふと立ち止まる時間が増えてはいないでしょうか。
若い頃のように前だけを見て走るのではなく、来た道をふり返りながら、これからをそっと測る。
そういう時期にいる方へ、この鑑定書を書いています。

あなたの魂には、生まれたときから備わっている手触りがあります。
それは長所とも短所とも言い切れない、もっと根っこの性質です。
きちんとしていたい気持ち。
筋が通らないことへの居心地の悪さ。
そして、人の中にいながらどこか一線を引いている感覚。
そのどれもが、あなたという人を形づくってきました。

ここでは、あなたの魂を一人のスピリチュアルなキャラクターに置き換えて描いていきます。
強みも、つまずきやすい場所も、できるだけやさしい言葉で。
読み終えたとき、自分を少し許せるような、そんな時間になればうれしいです。

【魂のルーツ】

子供の頃、おもちゃ箱の中がきちんと並んでいないと落ち着かなかった。そんな記憶はありませんか。
色のちがう積み木を端からそろえて、最後の一個までぴたりとはまったときの、あの静かな満足。
誰に褒められるためでもなく、ただ整っていることが心地よかった。あなたの魂の奥には、そういう気質が早くから流れていました。

物事をきちんと筋道立てて考える知性。それがこの魂のいちばん深いところにあります。
納得できないまま「とりあえず」で進めるのが苦手で、わけのわからないことには、子供ながらに「どうして」と問い返していたのではないでしょうか。
理屈が通れば素直に従う。けれど通らなければ、表情には出さなくても胸の中で引っかかりを抱え続ける。そういう正直さでした。

みっともないことが、昔から好きではなかった。約束をうっかり破ること、中途半端で投げ出すこと、人前でだらしなく見えること。
そういうものを自分に許せなかった。だから一度引き受けたことは、たとえ小さなお使いでも最後まできちんとやり遂げる。
几帳面というより、自分との約束を守りたいだけだった。そんなところがあったはずです。

古いものへの敬いも、どこか身についていました。新しさにすぐ飛びつくよりも、長く大事にされてきたものに安心を覚える。年上の人の言葉にうなずく素直さ。礼儀やけじめへの感覚。
同年代より少し大人びて見られることが、あったかもしれません。

そして、この合理性のすぐ裏側に、人にはあまり見せない感じやすさが静かに息づいています。
きちんとしていたいのに、ふとした夕暮れの光や、誰かの何気ないやさしさに、胸がいっぱいになってしまう。
理屈で生きているように見えて、心の奥はずいぶんやわらかい。
その二つを抱えているのが、この魂の面白さです。

知性と凛とした構え。それが愛嬌と知性を宿した孤高の越境者という名の、土台になっています。
きちんとしていたあなたは、決して堅いだけの人ではありませんでした。整えながら、その奥でいつも何かを感じていた。

ただ、ひとつだけ。

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