SOUL AVATAR DEEP READING

No. 57

庚申 かのえ・さる

新時代の扉をこじ開ける荒削りの剣

これまで、ずいぶん長いあいだ歩いてこられたのではないでしょうか。

人生の半ばを越えると、これまで握りしめてきたものを一度ほどいて、自分が何者だったのかをもう一度たしかめたくなる時期がやってきます。
誰かのために動き、求められるかたちに自分を合わせ、気づけば自分の輪郭がぼんやりしている。
そんな感覚を、どこかで抱えてこられたかもしれません。

この鑑定書は、あなたという人をひとつのソウルアバターに置き換えて、その芯にあるものをゆっくり言葉にしていく試みです。
直すための診断ではありません。
あなたが生まれ持って、ずっと携えてきたものを、もう一度あなたの手に戻すための時間です。

肩の力を抜いて、読み進めてみてください。
きっと、思い当たる場面がいくつも出てきますよ。

【魂のルーツ】

あなたという人を一振りの剣にたとえるなら、それは飾り立てられた装飾の剣ではありません。まだ磨ききられていない、荒削りの刃です。
けれど地金そのものが強い。だから多少のことでは欠けないし、曲がらない。
新時代の扉をこじ開ける荒削りの剣、それがこの魂の姿です。

子供の頃を、少し思い出してみてください。「これは違う」と感じたとき、まわりがどんなに勧めても、首を縦に振らなかったのではないでしょうか。
納得しないものには手を出さない。理由を言葉にできなくても、自分の内側で「うん」と言えないかぎり動かない。
そういう子だった気がしませんか。

大人からは、扱いにくいと見られたこともあったかもしれません。聞き分けがない、頑固だ、と。
けれどそれは、あなたが自分の感覚をちゃんと持っていた証です。借り物の答えで自分を納得させなかった。
だから、まわりに流されて後で後悔する、ということが少なかったはずです。

この魂は、自分で自分を支えています。誰かに寄りかかって立つのではなく、自分の足で立つことを、生まれたときから知っている。
人に決めてもらった道よりも、自分で選んで決めた道のほうが、たとえ遠回りでも納得して歩ける。そういう生き方をしてきましたよね。

ものごとを見るとき、少し理屈で考えるくせもあったかもしれません。感情より先に「なぜそうなるのか」が気になる。
流行に流されず、古いものや筋の通ったものに惹かれる。そういう、どこか古風で素直なところが、この魂にはあります。

ただ、そうやってきちんと自分を保っている人ほど、外からは落ち着いて見えるものです。しっかりしている、何でも一人でできる、と。
だからまわりは、あなたが内側で何を感じているかまでは、なかなか気づきません。

この続きを読む