【魂のルーツ】
子供の頃から、何かをやりはじめると、途中でやめられない感覚があったのではないでしょうか。
学校の課題でも、習い事でも、「ここまで」という自分の中の基準があって、その線を越えるまで手が止められない。褒めてほしいわけじゃない。
目立ちたいわけでもない。ただ、自分の基準に達していないまま終わることへの、奥底からくる違和感。
それが小さな頃から、ずっとそこにあったのではないでしょうか。
外からはおっとりして見える。落ち着いている。
そう言われることが多い方だと思います。でも内側では、常に何かに向かっていて、神経が完全に静まることがない。
その感覚は、今も変わらずそこにあるはずです。
この魂の根っこにあるのは、揺るぎない信念の芯です。前へ出ようとする自己主張というより、「自分の信じた道を行く」という、ほとんど本能に近い確信。
誰かに指示されるより、自分で判断したい。誰かに委ねるより、自分でやらないと納得できない。
それは頑固さではなく、この魂の性質として刻まれているものです。
思い返してみると、たとえばグループで何かを進めるとき、他の人のやり方が自分の基準と合わないと、黙って修正していなかったでしょうか。批判したいわけでも、争いたいわけでもない。
ただ「ここはこうしないと」という感覚に、抗えない。そういう場面が、幼い頃から繰り返されてきたはずです。
この魂のエネルギーは、外に向かって爆発するより、内で確かめながら進みます。「本当にこれでいいか」と自分に問いながら、やると決めたら黙って動く。
静かな外見と、消えない内側の火。その両方が、この魂のルーツです。
漆黒の夜に、新月がある。誰かに照らしてもらわなくても、そこに在る。
ひとりで在ることを選んでいるというより、ひとりで在ることが、この魂には自然なのかもしれません。