【魂のルーツ】
夜の一番深いところに、最初の光が差します。それはそっと来るのではなく、黒を切り裂くように来ます。
静かに、でも確かに。
あなたという魂は、そういう光の性質を持っています。
闇を切り裂く黎明の革命家。その言葉が示すのは、劇的な出来事を起こす人ではありません。
どんなに暗い場所にいても、明けることを疑わない、そういう内側の質のことです。変革は、外側にある前に、まずあなたの体の中にある。
子供の頃から、あなたにはそのことを感じさせる振る舞いがあったのではないでしょうか。友達が不当に叱られていたとき、黙っていられなかった。
大人が間違ったことを言っていると気づいたとき、「わかった」と飲み込むことができなかった。どこかで不公平が起きていると、体が先に反応していた。
その感覚は、今も続いているはずです。
この魂の温かさは、なだめる温かさではありません。一緒に怒れる温かさ、一緒に悲しめる温かさ、相手の痛みを自分の胸で受け取ろうとする、そういう種類のものです。
だから、困っている人を前にすると、放っておけない。理屈ではなく、体がそちらへ動いてしまう。
逆境の中でも、どこかで力が入ってくる感覚が、あなたにはあります。うまくいっているときよりも、厳しい状況のほうがかえって自分がはっきりしてくる。
困難の中で目が覚める感じ、夜が深いほど夜明けに近づく感じ、そういう原理がこの魂には働いています。
これは「強さ」とは少し違います。強くなろうとしているのではなく、困難の中でかえって自分が見えてくる、そういう在り方です。
だからまわりが「よくそれで平気でいられるね」と言う場面でも、あなたはどこか落ち着いていられる。揺れながらも、芯が折れない。
外から見ると、穏やかで落ち着いた印象を与えているのではないでしょうか。感情に流されない、信頼できる、どっしりしている、と言われることが多いかもしれません。
でも内側では、もっと静かでないものが絶えず動いています。正しくありたいという意志、間違ったことを黙って見ていられない感覚。
それを日々抱えながら過ごしていると、どこかでうっすら疲れることもあるのではないでしょうか。
純粋さ、という言葉がこの魂にはよく似合います。大人になっても、ものごとを正面から受け取る習慣が残っている。
お世辞が言えない。調子を合わせることが後ろめたい。
相手が本当でないことを言っていると、すぐに気づいてしまう。それは社交的・不社交的という話ではなく、ただ純粋にそう動いてしまう、というだけのことです。
波乱があっても、あなたは立ち上がってきた。一度ではなく、何度も。
そのたびに少しずつ、軸が太くなってきた。その積み重ねが、今のあなたの土台です。
まだ自分では見えていなくても、その土台はちゃんとあります。