【魂のルーツ】
若木というのは、静かに立っています。
風が来れば揺れる。雨に打たれれば濡れる。
それでも根はじっとそこにあって、揺れながらも抜けることはない。
あなたの魂は、子どもの頃からずっと、そういう立ち方をしてきたのではないでしょうか。
騒がしい場でも、どこか落ち着いて見えた。感情をあらわにするのが得意なほうではなくて、ひとりで考えて、ひとりで納得して、それからようやく動く。
そういう子どもだったかもしれません。
周りが「こうしなよ」と言っても、うんうんと聞きながら、心の中ではまだ判断が終わっていない。誰かの言葉は受け取る。
でも、自分が腑に落ちるまで、決して動かない。
それは頑固とも違います。意地を張っているわけでもない。
ただ、自分の中に「これでいい」と思える感触が来るまで、じっと待てる人なのです。
若木が大地に根を張るように、この魂には、自分で自分を支える力が生まれながらに備わっています。誰かに頼らなくても、自分の軸で立っていられる。
そのぶん、成長の速度はゆっくりかもしれないけれど、一度根づいたものは、なかなか揺らぎません。
明るい。よく、そう言われることがあるのではないでしょうか。
嫌なことがあっても、引きずらない。あるいは、引きずっているように見えない。
雰囲気が温かくて、そこにいると場がほぐれる。そういう空気を、気づかないうちに持っています。
でも、本人はそれほど「明るくしている」つもりはないはずです。ただ、目の前のことをこなしていたら、いつの間にかそうなっていた。
それがこの魂の自然な姿です。
穏やかに見える。落ち着いている。