【魂のルーツ】
場面を思い出してみてください。
学校の休み時間、誰かが泣いていたり、グループの空気が重くなっていたりするとき。あなたはとりたてて何かをしたわけではないのに、気づいたらその場の雰囲気が少し軽くなっていた。
そういうことが、子供の頃から何度もあったのではないでしょうか。
声が大きいわけでも、場を仕切ったわけでもない。ただそこにいただけで、なんとなく場が和んでいく。
それがこの魂の、生まれながらの質です。
春の陽光というのは、降り注ごうとして降り注ぐものではありません。ただそこにあるだけで、大地をじんわりと温める。
あなたの明るさはそれに似ています。努力してにこやかにしているのではなく、もともとその光を持って生まれてきた。
だから疲れない。だから人が集まってくる。
面白いのは、そこから先です。あなたのそばにいると、いつの間にか相手があなたのペースで動いている。
引っ張っているわけではないのに、気づいたら自分のリズムに合わせてもらっている。人徳、という言葉が一番近いかもしれません。
力で動かすのではなく、磁場のように場を変えていく。
子供の頃を思い返したとき、こんな場面はなかったでしょうか。喧嘩している友人たちの間に入って、気づいたら両方から話を聞いている自分。
誰かが落ち込んでいるとき、慰めようとしたわけではなく、一緒にいたら相手がなぜか笑っていた。そういう小さな光景が、この魂の素顔です。
嫌なことがあっても、長く引きずらない。それもこの魂の性質のひとつです。
根に持つ、という感覚がもともと薄い。だから周囲からは「おおらかな人」に見えますし、実際そうです。
ただ、おおらかに見える内側に、もう少し繊細なものが宿っているのも確かで。