SOUL AVATAR DEEP READING

No. 51

甲寅 きのえ・とら

春の陽光を浴びる慈しみの大樹

人生の中盤というのは、不思議な場所にあります。

若い頃のように何かを証明しようとする焦りは、少しずつ薄れてきた。
それなのに、自分がどういう人間なのかを、あらためて言葉にしようとすると、なぜかうまくいかない。
そんな感覚を覚えることはないでしょうか。

この鑑定書は、あなたの生まれ持った魂の性質を、春の陽光を浴びる大樹というひとつの姿に重ねて描いたものです。
あなたがなぜそう感じるのか、なぜそう動いてしまうのかを、外から分析するのではなく、内側から照らすように書きました。

読みながら「そうか、これが自分だったのか」とほんの少し思えたなら、それだけで十分です。

【魂のルーツ】

場面を思い出してみてください。

学校の休み時間、誰かが泣いていたり、グループの空気が重くなっていたりするとき。あなたはとりたてて何かをしたわけではないのに、気づいたらその場の雰囲気が少し軽くなっていた。
そういうことが、子供の頃から何度もあったのではないでしょうか。

声が大きいわけでも、場を仕切ったわけでもない。ただそこにいただけで、なんとなく場が和んでいく。
それがこの魂の、生まれながらの質です。

春の陽光というのは、降り注ごうとして降り注ぐものではありません。ただそこにあるだけで、大地をじんわりと温める。
あなたの明るさはそれに似ています。努力してにこやかにしているのではなく、もともとその光を持って生まれてきた。
だから疲れない。だから人が集まってくる。

面白いのは、そこから先です。あなたのそばにいると、いつの間にか相手があなたのペースで動いている。
引っ張っているわけではないのに、気づいたら自分のリズムに合わせてもらっている。人徳、という言葉が一番近いかもしれません。
力で動かすのではなく、磁場のように場を変えていく。

子供の頃を思い返したとき、こんな場面はなかったでしょうか。喧嘩している友人たちの間に入って、気づいたら両方から話を聞いている自分。
誰かが落ち込んでいるとき、慰めようとしたわけではなく、一緒にいたら相手がなぜか笑っていた。そういう小さな光景が、この魂の素顔です。

嫌なことがあっても、長く引きずらない。それもこの魂の性質のひとつです。
根に持つ、という感覚がもともと薄い。だから周囲からは「おおらかな人」に見えますし、実際そうです。
ただ、おおらかに見える内側に、もう少し繊細なものが宿っているのも確かで。

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