【魂のルーツ】
子供の頃、あなたはきっと、まわりの子とは違う温度を持っていました。にぎやかに見えて、ふとした瞬間に静かになる。
そういう人ではなかったでしょうか。
天に君臨する、燃え盛る太陽の覇者。その名前の強さに、少し戸惑うかもしれません。
でも、あなたの本当の手触りは、その強さの裏側にあります。
人は丙午の方を見て、力のある人だと思います。明るくて、前に出て、場を引っ張る人だと。
けれど、あなた自身が一番よく知っているはずです。その奥に、とても細やかな感じ取る力があることを。
誰かの声が少し沈んだとき、まっさきに気づいてしまう。絵や音や言葉の、ほんのわずかな違いに反応してしまう。
強さと繊細さが、ひとつの体の中に同居している。それがあなたという人の始まりの形です。
幼い頃の場面を思い出してみてください。みんなの中心にいたのに、家に帰ると一人で何かを作ったり、書いたり、ぼんやり空を見ていたりしませんでしたか。
にぎやかさと静けさ、その両方を行き来できる子だった。どちらかに振り切れない代わりに、両方の世界を知っていた。
おもしろいのは、これだけの熱を持ちながら、あなたが時々ふっと身を低くすることです。自分を大きく見せる人だと思われがちなのに、本当は驚くほど素直に頭を下げられる。
へりくだることができる。それは弱さではなく、感じる力が豊かだからこそできることです。
相手の立場が、本当に見えてしまうのでしょうね。
センスのよさも、生まれつきのものです。何かを選ぶとき、誰に教わったわけでもないのに、いいものがわかる。
そういう特別な感覚に恵まれている人は、そう多くありません。あなたはそれを当たり前だと思っているかもしれませんが、それはあなたの中の、静かな宝物です。