SOUL AVATAR DEEP READING

No. 40

癸卯 みずのと・う

大地をひそかに潤す春雨の使者

人生のなかばに差しかかると、ふと立ち止まる瞬間が増えてくるのではないでしょうか。
これまで誰かのために動いてきた時間、求められるままに応えてきた日々。
それは確かに優しさだったはずなのに、気づけば自分の輪郭が少しぼやけている。
そんな感覚を抱えている方が、この鑑定書を開いてくださったのかもしれません。

あなたの魂には、静かに、けれど絶やすことなく何かを潤しつづけてきた性質が流れています。
派手ではない。
声も大きくない。
それでも、あなたがそばにいるだけで救われてきた人が、きっといます。

ここから先は、その性質をひとつずつ言葉にしていきます。
自分を責めるためでなく、これまでの自分にそっとうなずくために。
読み進めるうちに、肩のあたりが少し軽くなっていく。
そんな時間になればと思います。

【魂のルーツ】

あなたという人を、ひとことで言うのは難しいかもしれません。けれど多くの人が、あなたに対して同じ感想を持っています。
「一緒にいると、なんだか落ち着く」と。

声を荒げて何かを主張する姿を、周りはあまり見たことがないのではないでしょうか。場の空気がささくれ立ったとき、あなたはたいてい、いちばん穏やかな場所に立っています。
怒っているわけではない。無関心なわけでもない。
ただ、争いそのものをきれいだと感じられない性質が、子供の頃から続いているだけなのです。

幼い日のあなたを思い返してみてください。誰かが嘘をついたり、ずるい立ち回りで得をしたりする場面に出くわすと、うまく言葉にできないまま、胸のあたりがざわついた。
そういう記憶はありませんか。大人が当たり前のように使う処世術や打算を、あなたはどこかで受けつけられなかった。
それは世間知らずだったのではなく、汚れたものを見分ける感覚が、最初から備わっていたからです。

澄んだ水は、濁りをすぐに察します。あなたの心も、それと同じでした。
きれいなものはきれいなまま受けとめ、にごったものには静かに距離を置く。まっすぐすぎて損をした場面も、一度や二度ではなかったでしょう。

大地をひそかに潤す春雨の使者。あなたの魂を、そう呼んでみます。
土砂降りではなく、細く長く降りつづける雨。地面に染み込み、根の奥まで届いて、草を育てる雨。
誰も「すごい雨だった」とは言いません。それでも、その雨がなければ何も芽吹かなかった。
あなたの優しさは、まさにそういう種類のものでした。

温かい心を持っていますね。困っている人を見ると、放っておけない。
相手が口に出す前に、何を必要としているかを感じ取ってしまう。求められているものを、求められる前に差し出す。
そんな細やかさが、あなたには自然と備わっています。

ただ、ここで少しだけ触れておきたいことがあります。

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