SOUL AVATAR DEEP READING

No. 37

庚子 かのえ・ね

凍てつく湖上で数式を描く数学者

人生の半ばを越えたあたりで、ふと立ち止まることがありますよね。
これまで自分はちゃんとやってきたはずなのに、どこか満たされない。
にぎやかな場所にいても、心の一部だけが少し離れたところで静かにしている。
そんな感覚を、長く抱えてこられたのではないでしょうか。

その静けさは、欠けているからではありません。
あなたの内側には、人より少しだけ冷たく澄んだ水のような場所があって、そこから世界を見つめている。
冷たいのではなく、澄んでいる。
その違いに、まわりの人はなかなか気づいてくれませんでした。

この鑑定書は、あなたの魂をひとりの姿に置き換えて、その澄んだ場所の正体を一緒にたどっていきます。
読み終えるころには、これまで自分の弱さだと思っていたものの、別の名前が見つかるかもしれません。

【魂のルーツ】

子どもの頃、まわりの子が夢中で走り回っているあいだ、あなたは少し離れて、その様子を眺めていたのではないでしょうか。輪に入れなかったのではありません。
入る前に、なぜみんながこんなに楽しそうなのかを、先に確かめたかった。そういう子でした。

凍てつく湖上で数式を描く数学者。これがあなたの魂の姿です。
足元には張りつめた氷があり、その上で、誰に頼まれたわけでもなく、ひとつひとつ筋道を確かめていく。にぎやかさからは遠い。
けれど、そこには確かな手応えがあります。

物事の仕組みを知りたい、という気持ちが、ずっと内側にありました。おもちゃをもらえば遊ぶより先に、どうして動くのかを知りたくなる。
話を聞けば、その話が本当に筋が通っているかを、心のどこかで確かめている。理屈っぽいと言われたこともあったかもしれません。
けれど、それはあなたが世界を雑に受け取れなかった、というだけのことです。

特に、数や順序、目に見えない法則のようなものに、人より早くなじんでいったのではないでしょうか。きちんと積み上げれば必ず答えにたどり着く、という静かな信頼。
それは、移ろいやすい人の気分よりも、ずっと頼りになるものでした。混み合った感情の世界より、澄んだ理屈の世界のほうが、あなたには呼吸がしやすかった。

自分のことも、どこか一歩離れたところから眺める癖があります。怒っているときも、悲しいときも、心のすみに「いま自分はこう感じているな」と見ている冷静な目がいる。
感情に飲まれきらない。その目があったからこそ、あなたは難しい場面でも、取り乱さずにいられました。

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