SOUL AVATAR DEEP READING

No. 29

壬辰 みずのえ・たつ

深海と嵐を同時に宿す神秘の知謀者

人生の半ばを過ぎたあたりで、ふと立ち止まる時間が増えてきたのではないでしょうか。
やるべきことはこなしてきた。
周りからの信頼もそれなりに集めてきた。
それでも胸のどこかに、まだ言葉になっていない静けさが残っている。
そんな感覚を抱えている方に、この鑑定書を届けます。

あなたの魂には、二つの顔が宿っています。
深いところでじっと考え続ける静かな顔と、ときどき表に出てくる荒々しい顔。
その両方が、あなたという人をかたちづくってきました。
どちらかが正しくて、どちらかが間違っているわけではありません。
この鑑定書では、その二つの顔を切り離さず、まるごと見ていきます。
あなたが自分をもう少し好きになれるように、ここから一緒に読み進めていきましょう。

【魂のルーツ】

水の底は、外から見ても何も見えません。

あなたという人を一言で言い表すのは、昔から難しかったのではないでしょうか。明るい人とも違う。
暗い人とも違う。にぎやかな輪の中にいても、心のいちばん深いところは別の場所にあるような、そんな感じ。
深海と嵐を同時に宿す神秘の知謀者、それがあなたの魂のかたちです。表面は静かでも、底のほうではいつも何かが動いています。

子どもの頃を思い出してみてください。みんなが同じ遊びで笑っているとき、あなたは少しだけ離れたところから、その様子を眺めていませんでしたか。
仲間に入れないのではなくて、入らないことを自分で選んでいた。一人でいる時間が、不思議と苦しくなかった。
むしろその静けさの中で、頭の中はよく動いていたのではないでしょうか。

考えることが、あなたにとっては呼吸のようなものでした。物事の表側だけを見て安心することができない。
なぜそうなっているのか、その奥に何があるのか、つい考えてしまう。冷静に見える。
落ち着いて見える。けれど内側では、いくつもの問いが静かに渦を巻いている。
その静と動の同居こそが、あなたの精神のもとにあります。

一度こうと決めたことは、まわりが何と言おうと曲げない強さもあります。頑固と言われたこともあるかもしれません。
でもそれは、自分の中の深いところで一度納得したからこその一貫性です。理知的で、どこか古風な落ち着き。
年齢を重ねた今のほうが、その質はかえって際立っているのではないでしょうか。

ただ、ここに一つだけ、薄く流れているものがあります。

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