【魂のルーツ】
子供のころのあなたは、いつも誰かのそばにいた人ではないでしょうか。
遊ぶときも、一人で黙々とより、輪のなかにいるほうが好きだった。新しい子が来れば自然と声をかけ、気づくとまわりに人が集まっている。
誰かが寂しそうにしていると放っておけなくて、つい手を引いて連れてくる。そういう温かさが、ずっと前からあなたのなかにありました。
人は、温かい場所に集まります。日の当たる山のふところに、いつのまにか人も鳥も寄ってくるように、あなたのまわりには自然と人の気配が絶えませんでした。
明るくて、人なつっこくて、誰かといると元気が出る。それはあなたが努力して身につけたものではなく、生まれたときから持っていた地のいろです。
頼まれると断れない。困っている人を見ると、自分のことより先に動いてしまう。
素直で、裏表がなくて、思ったことがそのまま顔に出る。叱られても引きずらず、次の日にはまた笑っている。
そんなあなたに、まわりの人はずいぶん助けられてきたのではないでしょうか。
万物を黄金に変える山の天使と名づけたこの姿は、ただ人を集めるだけではありません。集まってきた人やものを、自分のなかで温め直して、少しだけ価値のあるものに変えて返す。
あなたといると場が和らぐのは、そういう働きがこの魂のなかで静かに動いているからです。
ただ、思い当たることが、もう一つあるかもしれません。