SOUL AVATAR DEEP READING

No. 23

丙戌 ひのえ・いぬ

万物を黄金に変える山の天使

人生のなかほどに差しかかると、ふと自分のことが分からなくなる時がありますよね。
ずっと明るくやってきたはずなのに、何かが足りない気がする。
人に囲まれているのに、心のどこかが満ちない。
そんな感覚を抱えてここを開いた方も、多いのではないでしょうか。

この鑑定書は、あなたという人を一つの姿に置き換えて、その姿からあなた自身を見つめ直すために書いています。
当たっているかどうかより、「ああ、そういうところがあるかもしれない」と思い当たる手触りを大事にしました。

これから九つの章を通して、あなたの根っこにあるもの、過去にひっかかってきたもの、これから力をどう注いでいくかを、ゆっくり辿っていきます。
読み終えたとき、自分を少し許せるようになっていたら、それでじゅうぶんです。

【魂のルーツ】

子供のころのあなたは、いつも誰かのそばにいた人ではないでしょうか。

遊ぶときも、一人で黙々とより、輪のなかにいるほうが好きだった。新しい子が来れば自然と声をかけ、気づくとまわりに人が集まっている。
誰かが寂しそうにしていると放っておけなくて、つい手を引いて連れてくる。そういう温かさが、ずっと前からあなたのなかにありました。

人は、温かい場所に集まります。日の当たる山のふところに、いつのまにか人も鳥も寄ってくるように、あなたのまわりには自然と人の気配が絶えませんでした。
明るくて、人なつっこくて、誰かといると元気が出る。それはあなたが努力して身につけたものではなく、生まれたときから持っていた地のいろです。

頼まれると断れない。困っている人を見ると、自分のことより先に動いてしまう。
素直で、裏表がなくて、思ったことがそのまま顔に出る。叱られても引きずらず、次の日にはまた笑っている。
そんなあなたに、まわりの人はずいぶん助けられてきたのではないでしょうか。

万物を黄金に変える山の天使と名づけたこの姿は、ただ人を集めるだけではありません。集まってきた人やものを、自分のなかで温め直して、少しだけ価値のあるものに変えて返す。
あなたといると場が和らぐのは、そういう働きがこの魂のなかで静かに動いているからです。

ただ、思い当たることが、もう一つあるかもしれません。

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