【魂のルーツ】
子供の頃のあなたは、よく先に答えを知っている子だったのではないでしょうか。
授業で先生が問いを言い終わる前に、頭の中ではもう続きが見えている。誰かが話しかけてくる気配を、振り向く前に感じている。
見た夢のことを朝に話したら、それが数日後にそのまま起きて、まわりが少し驚いた。そういう小さな出来事を、あなたは当たり前のものとして抱えて育ってきました。
はじめて会った人の輪郭が、ひと目でわかる。この人は優しいけれど疲れている、この人は笑っているけれど本心は別のところにある。
言葉にする前に、もう感じ取っている。子供にしては大人びていると言われたり、勘がいいねと面白がられたり。
あなたにとっては、ただ見えているものを見ているだけでした。
瞬間のひらめきで未来を視る孤独な予言者。あなたの魂には、そういう名前がよく似合います。
理屈を積み上げて結論にたどり着くのではなく、結論のほうが先に降りてくる。後から理由をたどると、ちゃんと筋が通っている。
頭の回転は速く、覚えるのも早い。手を出したことはたいてい、それなりに形になってきたはずです。
ひらめきは、流れる水に似ています。低いところを見つけて、するりと流れ込む。
考える前に体が動いて、気づけば答えのある場所に着いている。あなたの賢さは、机に向かってためたものというより、その瞬間に湧いて出る種類のものでした。
ただ、と少しだけ書き添えておきます。