SOUL AVATAR DEEP READING

No. 18

辛巳 かのと・み

宇宙の真理を書き記す霊感の隠者

人生の半ばを越えてくると、自分のことが急にわからなくなる時期がありますよね。
若い頃ほど無理がきかなくて、それなのに、まだ何かが終わった感じもしない。
そういう、間に立っているような時間に、この鑑定書はそっと開かれているのだと思います。

あなたの魂には、生まれつき備わった気品のようなものがあります。
派手に振る舞わなくても、どこかに静かな格があって、人の輪の真ん中ではなく、少し奥まったところからものを見ている。
そんな佇まいです。

これから九つの章をかけて、あなたという人を、ひとつひとつ言葉にしていきます。
当たっているところで深くうなずき、違うところは置いていってください。
読み終えたとき、自分への風当たりが少しやわらいでいたら、それでいいのです。

【魂のルーツ】

子供の頃、安っぽいものが何となく好きになれなかった、という覚えはありませんか。理由はうまく言えない。
ただ、手触りの良くないもの、雑につくられたものに、心がすっと冷めてしまう。そういう感覚が、ずいぶん小さい頃からあったのではないでしょうか。

この魂には、生まれつきの品の良さがあります。誰かに教わったわけでもないのに、美しいものとそうでないものを、肌でわかってしまう。
お店で何気なく手に取るもの、部屋に置きたくなるもの、心が惹かれる色合い。そういう選び方の一つひとつに、あなたなりの「これでないと」が静かに通っている。

幼い頃を思い返すと、ひとり静かに何かを眺めている時間が好きだった、という人が多いようです。絵でも、空でも、本のなかの世界でも。
にぎやかな遊びの輪に入っていけないわけではない。けれど、本当にほどけるのは、美しいものと向き合っているときだった。
そんな子供だったかもしれません。

宇宙の真理を書き記す霊感の隠者という名のとおり、あなたは賑わいの中心よりも、少し離れた場所が似合う人です。離れているのは、人が嫌いだからではありません。
離れた場所から眺めたほうが、ものごとの本当の姿がよく見えるからです。

理屈っぽいところもありますよね。何かを好きになるとき、ただ好きなだけでなく、なぜ美しいのかを自分なりに納得したくなる。
古いもの、由緒のあるもの、長く受け継がれてきたものに心が動くのも、そこに積み重なった時間の重みを、あなたが感じ取れるからでしょう。

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