SOUL AVATAR DEEP READING

No. 16

己卯 つちのと・う

荒地に希望の種をまく利他の情熱家

人生の半ばまで歩いてきて、ふと立ち止まる時間が増えてはいないでしょうか。
これまで自分が積み重ねてきたものが、誰のためのものだったのか。
何のために力を尽くしてきたのか。
そんな問いがやわらかく胸をよぎる季節に、あなたはいるのかもしれません。

この鑑定書は、あなたの魂のかたちをひとつのスピリチュアルな姿に置き換えて、その性質をていねいに見つめていくものです。
当たっているところもあれば、まだ気づいていなかったところもあるでしょう。
読みながら、ああこれは自分のことだと小さくうなずける場所が、きっと見つかります。

急いで何かを変える必要はありません。
まずは、あなたという人がどんなふうに作られているのか。
そこから、ゆっくり一緒に確かめていきましょう。

【魂のルーツ】

子供の頃のあなたは、自分のためだけに何かを集めるということが、どこか苦手ではなかったでしょうか。

おやつをもらうと、自分が食べる前に、まだもらっていない子の分を気にする。新しい遊びを覚えると、独り占めするより先に、まだ知らない誰かに教えたくなる。
あなたの手は、自分の懐に何かをしまうより、誰かに渡すほうへ自然と動いていたのではないかと思います。

それは優しさという言葉だけでは足りない、もっと根の深いものです。あなたの魂は、何もない荒地を前にしたとき、自分がそこで実りを得ようとするより先に、後から来る誰かがここで育っていけるようにと、種をまくほうへ向かいます。
今すぐ自分が刈り取る作物ではない。顔も知らない、まだ会っていない後続のための種。
それを当たり前のように選んできた人が、あなたです。

この性質は、おそらく言葉にして自覚されたことはなかったでしょう。けれど振り返ると、思い当たる場面はいくつもあるのではないでしょうか。
下の子の世話を頼まれて、嫌がるどころかどこか満たされていたこと。教える側、まとめる側にいつのまにか立っていたこと。
自分の番が後回しになっても、不思議とそれを損だと感じなかったこと。

ふだんのあなたは、おっとりして見えます。春の野に芽吹いたばかりの草のように、やわらかくて、急いていない。
声を荒げることも少なく、穏やかな人だと周りから思われてきたはずです。その穏やかさは、作っているものではありません。
生まれ持った地のままの手触りで、まわりの人をどこか安心させてきました。

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