【魂のルーツ】
子供のころのあなたを、思い出してみてください。
みんなで遊んでいて、誰かと誰かがもめ始める。場の空気が尖っていく。
そんなとき、声を張り上げて仲裁したわけでもないのに、なぜかあなたが間に立っていた。そういう場面が、いくつも浮かんでくるのではないでしょうか。
「嵐を鎮める誠実な大地の長」と名づけたこの魂は、子供のころから、まわりの揺れを静かに引き受ける質を持っています。
特別なことをしている自覚は、なかったはずです。ただ、人が困っていると放っておけなかった。
約束したことは守った。陰では違うことを言う、という器用さが、あなたには馴染まなかった。
表でも裏でも同じことを言う人。それを、まわりの子はちゃんと見ていました。
だから自然と、相談ごとが集まってきます。望んだわけでもないのに、気づけば真ん中にいる。
そのまとめ役ぶりは、偉そうにふるまうものではありませんでした。むしろ飾り気がなく、誰に対しても同じ温度で接する。
背伸びをしない。だから年上にも年下にも、すっと懐に入っていけたのではないでしょうか。
好き嫌いで人を分けない公平さも、あなたにはありました。気に入った相手だけを贔屓する。
そういうことが、あなたにはどうにも気持ち悪かったのです。
ただ、ひとつだけ書いておきます。