SOUL AVATAR DEEP READING

No. 14

丁丑 ひのと・うし

洞窟の奥で燃え続ける青炎の守護者

人生の半ばまで来て、ふと立ち止まる夜があります。
誰かのために動くのは慣れているのに、自分の番になると手が止まる。
穏やかでいるつもりが、胸の奥でずっと小さく燃えているものに、自分でも気づいていない。
そんな感覚を抱えてこられた方ではないでしょうか。

あなたの中には、表からは見えない火があります。
激しく揺れるのではなく、奥のほうで静かに灯り続けている火です。

この鑑定書では、その火の在りかと色を、ひとつずつ言葉にしていきます。
直そうとするのではなく、まず知ること。
あなたが長いあいだ自分でも持て余してきたものに、やさしく名前をつけていく時間にしたいのです。
読み終わるころ、少し息がしやすくなっていたら、と思います。

【魂のルーツ】

子供のころのあなたは、たぶん「おとなしい子」と呼ばれていたのではないでしょうか。

声を荒らげるでもなく、列に割り込むでもなく、いつも静かにそこにいる。けれど、その静けさの内側を覗いた人は、ほとんどいなかったはずです。
表向きはおだやかなあなたの奥には、隠れた火がありました。負けたくない、ここだけは譲れない、という芯のようなもの。
それは外に飛び出すことなく、洞窟のいちばん奥で青く灯る炎のように、ずっと内側で燃えていたのです。

たとえば、こんな場面に覚えはありませんか。みんなが「もういいよ」と投げ出したことを、あなただけが黙って続けていた。
誰にも頼まれていないのに、最後の一マスまで塗り終えないと気が済まなかった。表情はおだやかなまま、内心ではぜったいにやりきると決めている。
怒っているわけでもない。張りつめているのとも違う。ただ、静かに燃えていた。

この二面性こそ、洞窟の奥で燃え続ける青炎の守護者であるあなたの、いちばん古い性質です。

おもしろいのは、あなたが堅物ではないことです。むしろ場を明るくする愛嬌があって、遊び心も風流心もある。
けれどその朗らかさの下に、ひとり静かに燃える火を抱えている。表のあたたかさと、奥の熱。
このふたつが同居しているのが、あなたという人なのですよね。

理知的で、どこか古風なところもあったかもしれません。流行に流されきらず、自分が納得したものだけを胸に置いておく。
その選び方も、奥の火のなせるわざです。

だから周りからは、よく「落ち着いている」「動じない」と見られてきたと思います。実際あなたは取り乱しません。

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